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学生の読書時間の減少が浮き彫りとなった。大学生協の調査で、全く本を読まない学生が4割を超えたのだ。電子書籍を含んだ読書時間でも、近年は減り続けている。米国のトップレベルの大学では在学中に500冊近くの本を読むといい、大きな差が見られる。「第49回学生生活実態調査」の報告によると、調査に協力した全国の国公立、私立大の学部学生8930人の1日の読書時間は平均26.9分。読書時間ゼロの学生は40.5%に達したという。 大学教員: 電車内で大勢の学生を見かけるが、読書している学生は少なく、みんなスマホの画面をのぞいている。 佐々木紀彦: 日米の学生の差を生んでいるのは、インプット量、読書量の差。人と知力で差をつけるカギとなるのはインプット量。ある程度知識を整理する力とアウトプット能力があれば、「読書量」と「経験量」こそが、知力の大部分を決定づける。